八朔大会 ~男たちの熱い戦い~
2016年9月1日
隠岐の島町都万地区の山中にある『佐山牛突き場』にて、八朔牛突き大会が行われました。

◆八朔牛突き大会の歴史
隠岐の牛突きは、都での権力争いに敗れ、1221年に承久の乱に敗れて隠岐に御配流となった
後鳥羽上皇が、子牛が角を突き合わせる姿を見て喜んだということから始まったと言われています。
・初場所(1月第2日曜/隠岐モーモードーム)
・春場所(5月4日/隠岐モーモードーム)
・夏場所(8月15日/隠岐モーモードーム)
・八朔牛突き大会(9月1日/佐山牛突き大会)
・一夜ヶ嶽牛突き大会(10月13日/一夜ヶ嶽牛突き場)
・上西神社奉納牛突き大会/秋場所(11月13日/上西神社牛突き場)
※この他にも観光シーズンにはモーモードーム(隠岐国分寺隣)で
デモンストレーションが行われています。
詳しくは隠岐の島町観光協会へ。
この牛突きは今でも島の人々の楽しみとして伝えられているとともに、
後鳥羽上皇のお言葉により、隠岐の闘牛は綱を付けたまま取り組みが行われます。
八朔は、豊作を祈る農家の祭日で旧暦8月1日でしたが、戦後間もなく9月1日になりました。
「八朔」と言えば牛突きのことを指すと言っても過言ではないくらい、この八朔大会は隠岐では非常にポピュラーな行事です。
隠岐で最も歴史のあるこの八朔牛突き大会は、昔から、
壇鏡神社八朔祭りの余興として行われているもので、大会前日から準備などのしきたり、
牛の参詣、宴席、出祝い式など、貴重な文化が継承されており、
「壇鏡神社八朔祭りの牛突き習俗」として平成17年4月15日、島根県の無形民俗文化財に指定されています。


何も知らない素人でも感じる伝統と活気があり、綱持ち達の掛け声や牛たちの角を
ぶつけ合う音に熱中してしまいます。
来月、10月13日には一夜ヶ嶽牛突き場にて『一夜ヶ嶽牛突き大会』が行われます。
興味のある方は是非いらしてください!