大山神社と乳房杉
布施地区の南谷から大満寺山に向かう道中にある大山神社。
神社といっても社殿はなく、樹齢300~800年ともいわれる杉の大木が 御神体として祀られています。
ここでは、隔年の4月第一日曜日に山祭りが行われます。 先日、4月6日に祭りが行われたばかりで、
下の動画はその時の様子です。
撮影日/2014年4月6日 祭りでは、歌に合わせて御神木に巻きつけるカズラを上下に大きく揺さぶります。 すると、その振動に耐え兼ねた人たちがゴロゴロと転んでいきます。 この様子がとても滑稽で、観客も一緒になって楽しんでいるようでした。 祭りのあと数日間は、祭りで使われた旗などが残っており 一番上の画像のような姿が見られます。
大山神社から、車で更に20分ほど大満寺山方面へ進むと 左側に大きな杉の木が現われます。 隠岐の三大杉である乳房杉です。 樹齢は約800年といわれており 垂れ下がる幹の特徴的な形がその名の由来です。
撮影日/2012年6月 この垂れ下がる幹(気根)は、やがて地表まで達し 木の根となるのだそうです。 乳房杉は、今なお成長し続けているそうです。 ですから、乳房杉のこの形態は 今しか見られないとても貴重な光景かもしれませんね。 数百年、数千年後には、また違った形に成長しているかもしれません。 この存在感・迫力は、
写真だけではなかなか伝わらないと思います。
ぜひ一度、実際に体感していただきたいです。